経済学で出る数学

ワークブックでじっくり攻める:応用問題


2期間消費モデルの最適消費:効用関数が$u=\log_{}{c_1}+{\delta}\log_{}{c_2}$【『経出る』練習問題7.7解説】

【『経出る』練習問題7.7解説】の解説にあるように, 2期間消費モデルの効用関数を $u(c_1, c_2)=c_1c_2$ 積の形から単調増加関数 $\log_{}{}$ を施した形でも,同一の答が出るはず.本問ではさらに将来消費の寄与分を割り引くケースとして,効用関数が $u=\log_{}{c_1}+{\delta}\log_{}{c_2}$ のケースを扱う.


【問】 2期間消費モデルを考える.第1期の所得を $y_1$ ,第2期の所得を $y_2$,利子率を $r$ とする.第1期の消費額を $c_1$,第2期の消費額を $c_2$ とする.効用関数が $u(c_1, c_2)=\log_{}{c_1}+{\delta}\log_{}{c_2}$ であるとき,効用を最大化する最適消費額を求めなさい.

【解答】
【解答終】

【メモ】
(4), (5) を比較すると,違いは,最初の分子部分の $1$ と $\delta(1+r)$.なので,現在消費 $c_1$ を重視するのか,将来消費 $c_2$ を重視するのかは次に見るように,割引率 $\delta$ と 利子率の割引因子 $\dfrac{1}{1+r}$ で場合分けできる.
【メモ終】

ふろく(2)応用問題 一覧へ